家具・インテリア製造販売チェーンのニトリは、自社が運営するECサイト「ニトリネット」において、AIを活用した商品掲載の自動化に取り組んでいる。2023年12月より、クラウド製品マスタ「Lazuli PDP」の実験導入を開始し、商品掲載業務の生産性向上と作業負担の軽減を目指している。
商品掲載数拡大に向けた課題
ニトリネットでは、家具やインテリア、生活雑貨など幅広い商品を取り扱っており、今後さらに商品掲載数を増やしていく方針だ。しかし、商品情報の収集は担当者が各メーカーに問い合わせて行っているため、業務の生産性向上が課題となっていた。
AIを活用した商品情報の自動収集
そこでニトリは、Lazuliが提供するクラウド製品マスタ「Lazuli PDP」を導入。同ソリューションには、独自開発の高速クローラー機能が搭載されており、オンライン上で公開されている商品情報を自動で取得し、適切なフォーマットに整えた上でECサイトに反映することが可能だ。

これにより、担当者が各メーカーに問い合わせて商品情報を取得する作業を自動化し、作業負担を大幅に軽減できるとしている。また、AIが自動収集した商品情報をECサイトに反映することで、利便性の高いECサイトを効率良く構築できるという。
今後の展望
ニトリでは、Lazuli PDPの導入により、商品掲載業務の自動化と作業負担の軽減を実現し、ECサイトの利便性向上と商品掲載数の拡大を目指す。AIを活用した業務効率化の取り組みは、今後さらに加速していくことが予想され、小売業界におけるDXの推進に大きく貢献するだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/addb3ad170096c75ed7adc4e59928cd090e0a872